柏センターサテライトLab室
2020年から産総研柏センター(新設)の2階にサテライト室を設置!電子顕微鏡や培養細胞室、生化学実験室等を設置して、目的のタンパク質変異体を自分で培養・精製して、すぐに1分子計測できる環境が整った。
我々の研究室では主にX線を用いたタンパク質のX線1分子計測(DXT:Diffracted X-ray Tracking)を行っています。
2020年から産総研柏センター(新設)の2階にサテライト室を設置!電子顕微鏡や培養細胞室、生化学実験室等を設置して、目的のタンパク質変異体を自分で培養・精製して、すぐに1分子計測できる環境が整った。
分子動態計測はその「計測速度」が重要です。X線回折計測は「角度精度」が命なので、高精度角度で測定するにはX線の高輝度性が必要。もし、この「角度」を犠牲にしても「速度」計測できるなら、暗い小さいX線光源でも「高速動態計測」は可能。そんな単純な発想から、発散型X線光源を開発!この
つくばにある高エネルギー加速器研究機構の中の放射光施設フォトンファクトリPFで、タンパク質構造解析用のビームラインの1つ。高輝度な単色光を利用することができて、大型2次元検出器ピタラス(Pilatus3 S2M)を利用することができる。測定できる空間が非常に広い。
X線1分子追跡法のメイン測定施設。SPring-8施設内で最高輝度を誇る高速測定用施設。単色X線ではなく準白色X線光源を用いることのできるほぼ唯一のビームライン。右写真の右側には, マイクロ秒を安定に測定できイメージングインテンシファイヤーと高速CMOSカメラが合体している高速カメラ
英国唯一の大型放射光施設DLS。2025年にX線1分子追跡法DXTの準専用ビームラインが建設。X線1分子追跡法の世界デビューももうすぐ。英国内のDXT/DXBユーザーも、3-4グループがサンプル測定を開始。
つくばにある高エネルギー加速器研究機構の中の放射光施設フォトンファクトリPFで、最高速の測定が可能なビームライン。SPring-8BL40XUと同様に準白色光を利用できるのも特徴。
大型放射光施設を用いた測定も重要であるが、毎日のように測定して、計測法の可能性を追求することは極めて重要。リガクのX線光源を用いた装置が新しくできた柏センターに設置!